port:3016 feat.Winmostar

GAMESS(US)を使った計算

GAMESS(US)は、フリーで配布されている非経験的分子軌道法計算プログラムで、GAMESSオフィシャルサイトから入手が可能です。最新のソースをCygWinでコンパイルしたWinGAMESSと、少し前のバージョンのソースに独自改良を加えてコンパイルされたPC GAMESSの二種類があります。Winmostarはいずれにも対応しています。MOPACの時と同様に、ベンゼンの構造最適化を例に利用法を説明します。

始める前に、GAMESSの実行プログラムのパスを設定しておきます。[計算(C)]の[パスの設定_]の[GAMESSのパス_]で指定します(Fig.1)。WinGAMESSの場合gamess.04.exeが、PC GAMESSの場合GAMESS.EXEが実行プログラムです。これでGAMESSと連結することができました。

Winmostarは、デフォルトではMOPACのキーワードを設定するようになっているので、これをGAMESS用に書き換える必要があります。全部書くのは大変ですので、[計算(C)]の[GAMESSパラメータをセット_]でデフォルトのGAMESSキーワードを設定し、これを書き換えると良いでしょう。デフォルトではRHF/STO-3Gでの構造最適化計算となっています(Fig.2)。パラメータのセッティングが終わったら、[ファイル(F)]メニューの[名前を付けて保存(A)]で適当に名前を付けて、GAMESS(*.inp,*.gms)形式で保存します(拡張子は指定しなければ.inpになります)。

計算は、[計算(C)]メニューの[GAMESS start]で開始することができます(Fig.3)。計算が始まるとDOSプロンプトが現れ、計算が開始した旨を表示します。計算が終了すると、DOSプロンプトに「続行するには何かキーを押してください」と表示されますので(Fig.4)、プロンプトがアクティブな状態で何かキーを押すか、直接ウィンドウを閉じます。MOPACの時と違い、Winmostarのウインドウ内に自動的に最適化された構造が表示されませんので、後で最適化された構造を読み込むことになります。[計算(C)]の[Import out]で、出力ファイル(入力ファイル名の拡張子が.outになったもの)を指定することで、最適化過程の全構造を見ることができます(Fig.5)。